お兄ちゃんと僕 < 下 > 

懸賞2009年 10月 08日懸賞







さっきされたように、舌でイギリスの咥内を蹂躙する。イギリスが味わったモノを共有することに、薄ら黒い喜びが沸きあがる。両腕がオレに回され、イギリスの体重がかけられる。それの意図するままに、横に身体を倒して上下に重なり合う。

「っん・・・は・・ぁ、初めてにしちゃ上出来だ」

先程までの悪党面は消えて、トロトロに溶けそうな顔をしたイギリスが耳元に囁いた。その言葉に、欲望とは別の熱で、身体が火照る。

「お・・・オレが初めてかどうかなんて知らないくせに」
「大英帝国さまの情報網を侮るんじゃねぇよ」

どんなことに情報網を使ってんだよと突っ込むまもなく、指でピンと鼻を弾かれる。こんなときに子ども扱いをされて嬉しいはずがなく、オレが機嫌を損ねていると、上に乗っていたイギリスが下のほうに身体をずらしたので、慌てて止める。
さすがにまだ敏感な状態のそこを舐められるのは、耐えられそうにない。

「大丈夫、オレに任せろ」

君に任せることほど怖いことはないって。そう憎まれ口を叩こうと口を開いたのと、イギリスが指を滑り込ませたのは同時だった。

「っひぁっ!?」
「大丈夫、大丈夫、痛いことはしねぇから」

そんなことを言いながらも、イギリスがオレの中で指を動かすことを止める気配はなかった。くちゅくちゅと、いやらしい音を立てながら中を探っていたイギリスは、フンと満足そうに頷いて、羞恥で真っ赤になったオレににこやかな笑顔を向けた。

「こっちの方は、また今度ゆっくり開発してやることにして・・・」

か・・・開発ってなんだよ、開発って!?

オレの動揺を華麗にスルーしたイギリスは、またもや熱を持ちはじめたオレのモノにちゅうと口付けると、ストンとばかりに穿いていた物を脱ぎ捨ててオレに跨った。

「とりあえず今日はこっち、な?」

だから、な?ってなんだよ、な?って・・・

そんなオレの心の声は察してもらえることもないままに、イギリスが腰を下ろしていく。

「っは、さすがに・・・キツイ、な」

眉間に皺を寄せて、独り言のようにそう呟いたイギリスが苦しそうで、でもどうしていいのかも分からずに、じっと見ていると、その視線に気付いたイギリスがオレの手を自分のモノに導いた。

「――触って・・・」

言われるままに手を滑らせると、イギリスの口から聞いたこともないような甘い声が洩れた。まぁ厳密に言えば、オレが眠ったと思ってフランスと事を営んでいたイギリスの声を、子守唄代わりに聴いて育ったから、聞いたことがないというのは間違いなんだけど・・・

だけど、今発せられてるこの声は、オレの手で生み出されているんだ。そう思うと、どう表現していいか分からない気持ちに満たされた。

「あっ、あっ、ぁあっ、アメリカッ・・ぁ、んっ」

オレの上で身体を揺らしながら、惜しみなく声を出しているイギリスから目が離せない。食い入るようなオレの視線に、更に感じるとでも言うように、イギリスは喉を仰け反らせて喘いだ。追い詰められていた熱が、いよいよ出口を求めて下腹あたりでのたうった。

「っ・・・イギリス・・・ぁっぁあっ」

オレの瀬戸際の声にイギリスが優しく微笑むのが見えた。
悔しい。イギリスはまだ一度もイってないのに・・・

「ごめ・・ん、イギリ、んんっ」

座った状態からオレの上に伏せってきたイギリスはキスを落とすと、このまま手で逝かせて欲しいと、オレの唇の上で催促した。切なげに潤んだ瞳と、擦れたイギリスの声に、ぞわりとまた熱が下りる。

繋がったまま両手でオレの肩を掴んで、自分の体重を支えているイギリスの下肢を弄る。オレの手に感じているらしいイギリスを至近距離で見るのは、かなり目の毒だった。薄っすらと閉じた瞳は、快楽を拾う度にギュッとキツク閉じられて、溢れた涙がポロポロ零れ落ちる。オレの欲がまた熱を持ち始める。

グンと質量を増したそれに呼応するように、イギリスは高く啼いて、身体を強張らせた。ギュウと締め付けられて、更にそこは硬さを増す。

「はっ・・・ぁメリカ・・」
「んと、ゴメンね?イギリス・・・」

オレの上に屑折れたイギリスを抱きしめて、身体を入れ替える。イギリスを床に敷くという行為そのものに、驚くほどの征服欲が満たされる。そしてオレが動くたびにイギリスが見せる反応に、初めこそおそるおそるだったのが、いつのまにかただ自分の思うままに腰を振っていた。

「っは・・ぁ・・アメリカっ、ぁん・・ぃいっ・・あぁっ」

イギリスの足を抱え込むように腰を抱き寄せると、イギリスがその足をオレの腰に絡めた。そして上から押さえ込むように深く深く差し込んで、イギリスごと身体を揺さぶると、イギリスから甘さの消えた、悲鳴のような声が上がった。

「・・ふっ・・ぁ・・っ」

後頭部が痺れるような感覚に襲われて、視界が白く滲んで息を呑む。それに遅れて吐精感が訪れる。詰めていた息をユックリと吐き出してイギリスを見ると、茫然自失したように目を見開いたまま動かなかった。

「あ・・・イギリス?」

そっと床に横たえて名前を呼ぶと、パチパチと瞬きしてオレを見た。

「えっと、ゴメン・・・?」
「ぃぃ・・から・・抜けっ」
「うぁ、うん」

言われたとおりに引き抜くと、それにさえ感じるのか、それとも苦痛なのか、イギリスが低く呻いた。

「一体どこでそんなこと覚えてきたんだ・・・」

イギリスの呟きに、そりゃあんたたち二人からでしょうとは言わなかった。曖昧な表情でイギリスを見ることしか出来ないオレに、イギリスは手を伸ばして頭をクシャリと撫でた。

「でも、まぁ・・・すげぇ良かった」

そう言って。ボボボッと赤く染まったイギリスに、この人の羞恥心のツボは何なのか、本気で不思議に思ったオレだった。

「ま、今日のところはこれで勘弁してやる。明日は開発編だから覚悟してろよ」

だから、開発って何する気だよっ!!!?









何だかまだまだ書けそうな勢いだったのをぶった切りましたww 
何はともあれ、2万ヒットありがとうございました♪







by shina-ai | 2009-10-08 05:29

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